教育の大切さ
最近、教育の大切さを肌で感じています。音楽業界にとっても見過ごすこ
とは出来ないでしょう。1998年の約6,000億円をピークにレ
コード業界の売上高は年々下降線を辿り、今や約半分になっています。CD
の売上が下がっているからに他なりませんが、では、その理由は何でしょ
うか? ゲーム機の発展、携帯電話の普及、パソコンの発展と普
及、レンタルの普及など。CD購買の主力世代の娯楽に選択肢が広
がったのも確か。しかし、音楽産業の危機感は、もう少し角度の違ったポ
イントにあります。数年前にMPA音楽出版社協会が行った高校生を
対象にした座談会による市場調査によると、CDを正規に購入してい
る人はゼロでした。レンタルが1人。友達から借りるが1人。
DLしているが1人。あとは、違法サイトからDL、コピーな
ど。確かこんな結果だった。しかも、違法性を感じていないというのが大
問題。つまり、音楽文化を楽しむためには、対価が必要という認識が足り
ない訳です。この認識不足こそ、文化教育の必要性を物語っています。音
楽はタダで聴けるという認識の人が親となったら、そら恐ろしい気がしま
す。日本の音楽文化崩壊の危機に直面していると言っても過言ではありま
せん。だから、いま、新たな教育の大切さを感じる訳です。
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