菰口さん、教えて!
菰口さん、お酒や食事のあるJazzライブの聞きかたを教えてください。
お酒を飲んだり、食事をとりながらのJazzライブは、よく行くロックコンサートのようなスタンディングでないこともあり、その雰囲気と素敵な音楽が新鮮で良かったです。ただ演奏中、音楽に聞き入ってしまうと、食事やお酒が進まず、一方で曲の間に食べるには落ち着いて食べられずでした。Jazzライブでの聴き方ってどんな形がいいんでしょうか?
Arico 山下有子 西藤ヒロノブ Shoko ふたつゆ 粟田麻利子 粟田麻利子 山崎史子 ニューロマントリオ 米川幸余 加藤知子 |
菰口です。
それでは、ジャズ・ライブの聴き方講座の開講です!
なんて、少々大袈裟ですが、そもそも昔、つまり昭和の時代ですね、その頃迄は、ジャズはジャズ喫茶などで、むずかしい顔をしたり、ときにしたり顔でひたすら黙って聴き込むというのがジャズファンのリスニングスタイルの主流でした。ビギナーが入るには少々敷居が高かったのではないでしょうか? 今も昔ながらのスタイルを守っているお店もあるかもしれませんが、多くは大分変化してきているのではないかとおもいます。やっぱりなるべく多くの方々にジャズを楽しんでいただきたいですから。では、今の時代のジャズの聴き方は、どうなのか? 各地にあるジャズクラブでの生演奏=ライブの場合を例にとってみましょう。今時は大抵のジャズクラブはホームページを持っていますから、前もってライブスケジュールの日時はチェックしておきましょう。初めて足を踏み入れるお店なら、扉を開く時は、ちょっと緊張するかもしれません。常連さんの多い店ならなおさらです。でも大抵オーナーでもあるお店のマスターは、新規のお客様を丁寧に店内に招いてくれるはずです。席に着いたらメニューから
好きなドリンクを注文しましょう。お店によっては
ワンドリンク、ワンフードのところもあるかもしれ
ませんね。いよいよミュージシャンがステージに登場して、演奏が始まります。飲み食いしながら聴いてはいけない訳ではありませんが、演奏中はなるべく
ライブに集中しましょう。拍手は曲の始まりや終わりにするのは、普通に分かると思います。ジャズスタンダードの多くはAB二つのメロディーで構成されていますが、Aメロ、Bメロのあとにくるアドリブによるソロが演奏されます。それぞれのプレーヤーのソロ毎
にも拍手をしましょう。ミュージシャンにとっては、これが嬉しいものでさらに演奏に力が入ったりもします。つまり、ジャズのライブはミュージシャンとリスナーが一緒に盛り上げていくことが出来るのですね。
投稿: komoguchi | 2010年12月 4日 (土) 14:52