★アーティスト・インタビュー 山崎史子(vib)さん×松本茜(p)さんに聴きました。
8月13日、ライブ場所は、吉祥寺駅から5,6分の「ストリングス」というJAZZ系ライブのお店。 奥には備え付けのグランドピアノと今日の演奏のためのビブラフォン(山崎さんが持参)がセッティングされている。そんなところで、まずはビールとマルガリーターとシーザーサラダを注文してから始めます。
まずは松本茜さんに(というか茜ちゃんと「ちゃん付け」のほうが、なんかしっくりくるので、今後は「茜ちゃん」に)
JAZZへの道に進むきっかけは?
ピアノを始めたのは、4歳で、ヤマハの教室からです。JAZZは小学生の時に北村英治さんのコンサートを見に行ったのがきっかけでやりたいと思うようになりました。特に両親からの影響はないと思います。その後、出身は米子ですが、中学校の頃から東京のピアニストに会いに来ていました。そんな中、高校生になって、近所の大学のJAZZ研の人とセッションをやるようになって、この道を具体的に考えるようになりました。
最近の心境と今後は?
いろいろな人とやらせてもらえる機会をもらっている中で、もっと勉強(腕を磨く)したいなという気持ちが強いです。今は、日々勉強して、一生懸命やっていき、そうしたら後からいい結果が付いてきたり、縁がめぐってきたりがあるのかと思っています。あんまり欲は出さないで(笑)
CDジャケット写真の鍵盤マフラー
高校生のとき代官山で買ったものです。でもちょっと恥ずかしくて1回も使ったことはありませんでした。CDジャケット写真の話が出たとき、その話を菰口さんにして見せたら、採用されました。(笑)
オリジナル曲の作り方を教えてください。
私の場合、フレーズを溜めておいて、ドンという感じで一揆につなげたりとかして作ることか、曲を聴いて影響されて作ったりとか。こんなシチュエーションのときはこんな感じでとか、たとえばオープンループという曲は、6月に作りました。この曲は、散歩して道がわからなくなったとき、どこにもたどりつけないとき。行きたいとこに行けないとか。入口も出口もわからないとか。「あーもうどうしよう」と思った時に頭に残ったものを曲にしたものです。なかなかタイトルが決まらなかったのですが、英語がわかる人に相談して「オープンループ」というタイトルをつけました。
<山崎史子さんに>ビブラフォンとピアノのデュオとはどんなものですか?
ゲーリーバートンと小曽根真さん、ゲーリーバートンとチックコーリアのようなデュオを目指したいと思っています。ビブラフォンはBGMのように聞き流してしまうような部分もあり、一方でガッツリ打楽器の部分もあります。そこに茜ちゃんのピアノが旨く入ってくるという面白さがあると思います。 二人の今後の予定は
松本茜、山崎史子で9月から秋のツアーを予定しています。名古屋、大阪、神戸、池袋と回ります。車(山崎さんの)で、楽器と茜ちゃんを載せていきます。茜ちゃんは免許がなく、車のナビは5,6年前の地図なので、ちゃんと行きつけるか心配ですが、まぁ野生の感でなんとかなると思ってます。(笑) 11月にはこのお店で茜ちゃんの誕生会ライブもやる予定です。そう、二人のデュオの名称を考えています。何かかわいい名前ありませんかね。。
<お店マスターに>お店のこだわりを
いい音楽といいお酒と、いい接客サービスを大切にしてやっています。接客の難しさもやっとわかってきました。お店を通じて若いアーティストが巣立っていってもらえるようになるとうれしいですね。
*************************
※インタビュー;橋本澄彦 写真;TBT 田端一彦
コメント